2010年
6月
30日
水
あっという間に7月になってしまいました。
リハビリシューズのお話の続きです。
万能シューズとは”あゆみ”というブランドのダブルマジックⅡという靴なんです。
この靴は
・素材の選択(合皮・布)
・幅広への対応(標準の3Eから9Eまでとかなり融通がきく)
・左右のサイズを変えることもできます
・ベルトの長さ(装具をつけると長いものが必要になるかも…)
さらにかかとを上げるなどの対応も出来ます。
(業者さんに相談だと思いますけど)
脳血管障害の後遺症の片麻痺の方などはかかとの高さを変えると足が出易くなることもよくあります。
(恐らくですが)この靴で施設内やリハビリをする大部分の方にフィットすることが可能だと思います。
屋外中心に歩くことを考える際には
まずダブルマジックを見ていただいて、これ「素材は革のほうが良いかも知れませんねー。」とか「かかとはもう少ししっかりしたものが良いかも。」という具合でお話を進めていきます。
実体験ですけど延べこの2年で10人くらいにはこの靴をお勧めしていますけどクレームはほとんどないです。
靴選びをお願いされた時には私もなるべく2つのメーカーのカタログからお好みで選んで頂くようにしているのですが、やはり自分で選べない方の場合はこの方法で選ぶことが多いです。
付け加え
靴の中敷き(インソール)は大切です。
ない靴よりあるほうが疲れにくいし歩きやすいです。
(少し昔では小学生が履くような上履きを持ってくる家族の方が多かったような気がします。)
高齢者や麻痺がある方は足底のアーチが崩れていることが多いので。
以上ですがやはり日本のリハビリシューズはいろいろ考えられていておススメなんですね。将来、中国の市場に売り込みしたいくらいです(笑)
2010年
6月
22日
火
仕事でリハビリシューズを選んでくださいって。ご家族や介護の職員さんから頼まれることが多いのです。
日本のメーカーのリハビリシューズはそもそも高齢者や障害を持った方に使いやすいように出来ている!という訳でご自分で選べる方はもちろんお任せしています。でも頼まれてしまうんですが…。
そこで私の選ぶ基準をここでご紹介します。
歩く環境について
室外で歩く際は布地よりも革製のほうが良いかもしれません。またかかとも硬く濡れた路面でも滑らないものが良いです。施設内ならやわらかい布生地とゴム底でしょうか。
歩かない方にはフィット感が一番大切です。むくみやすいですし。また遠赤外線効果?などの保温性の高い素材を選ぶことも大切です。(足が冷えますしね。)靴底について立位をとることが困難な方はツルツル・ふにゃふにゃでも問題ありません。
もっとも歩ける方でリハビリ視点なら…。室外歩行も見越してカッコ良い革のリハビリシューズをお勧めすることもあります。
(私もそんなPTです(笑)
足の形やトラブルについて
靴のサイズ以上に大切なのは靴の幅!だと思います。
むくみやすい。外反母趾、装具を付けている、日本人男性は甲高、幅広が多いなど理由は様々です。
リハビリシューズは普通の靴よりも汎用性が高い…。のですが限界を超えるとトラブルにつながると思います。普通の靴は3E。だいたいですが5E、7Eと1㎝づつ靴幅が大きくなります。
カタログを見て靴の選び方
ここまで読んで頂いて写真の万能シューズって関心もたれませんか?
次回は何故にこの写真の靴がおすすめなのかを書きたいと思います。
ご精読ありがとうございます。
2010年
6月
20日
日
PT Care Massage 管理人です。
ブログは初めてなんですが…
私は都内の老人福祉施設に勤めているPT(理学療法士)です。
名前は・・・。まあ管理人ということで。
訪問、リハビリ・マッサージは名前は伏せて活動をしています。
ブログを読んで私のことが少し想像していただけると思いましてこのたびブログを始めることにしました。
いつもはいたって普通に仕事をしています。
老人福祉施設といってもいろいろとあるのですが
いわゆる特養(特別養護老人ホーム)やデイサービスや元気な高齢者の方の自治体の予防事業などの仕事をしています。
ブログでは私の職場でのことなども書かせて頂きます。
これからリハビリや介護関連の話題を中心に発信していきたいと思います。また趣味や旅行についてものせる予定です。
ご感想やご意見を頂けると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。